PDCAサイクルは非常に便利なビジネス手法です。以前から、このPDCAサイクルには違和感を感じていました。今回は、その違和感の理由や解決策としてPDCAスパイラルについて詳しくご紹介します。
PDCAサイクルとは?
PDCAサイクルとは業務改善を目標として行われるビジネスタスクです。その内容は、plan計画→do行動→check評価→action改善をぐるぐるとサイクルで回して行きます。このサイクルを回すことで目標達成を目指します。
PDCAサイクルへの違和感
私は、このPDCAサイクルに以前から何処か違和感を感じていました。大変便利でその役割や内容も理解しているつもりです。ですが何かしっくり来ないのです。このままでは、取り組みが中途半端なので色々考えてみました。
サイクルだと進化しない?
確かにサイクルだと思います。この仕組みに問題はありません。私の違和感は感覚的なものでactionで改善したのに、また同じplanやdoに戻ってしまっている感じがするのです。進化が止まった感覚です。
サイクルは目的を見失う
サイクルを回していると目的がぼやけてくる事があります。actionで改善しているうちに少しずつズレが生じるせいだと思います。このぼやけのためにPDCAサイクルはしりすぼみになってしまいます。
サイクルは終わりが見えない
先ほどの目的がぼやけてしまうことにも関係しますが、サイクルは終わりが見えない感覚がします。目的がぼやけて、結果が出ていても回す事が目的なってしまうのです。これでは終わりが見えなくなります。
PDCAはサイクルではなくスパイラル
私は、このサイクルの違和感を解決して目的を達成する方法を考えました。そして出てきたのがPDCAスパイラルなのです。何故スパイラルなのか?どういう仕組みなのか、詳しくご紹介していきましょう。
PDCAがスパイラルな理由
PDCAがサイクルではなくスパイラルの方が良いのは、どんどん進化して行き、中心の目標へ進んでいる事がイメージしやすく理解が簡単になります。それが、PDCAがサイクルではなくスパイラルの方が良い理由です。
スパイラルにすると見えてくる
スパイラルにすると色々な事が見えてきます。先ほどの進化や方向性、また、目的がズレていないか、そして何よりも目的がぼやけず、しっくり見えてくることです。
スパイラルで目標意識が上がる
スパイラルは常に目標へ向かって進んで行きます。目標に対する意識はどんどん大きく深くなって行きます。もし、目標意識が薄れてしまったら、それはスパイラルから外れて目標を見失っている可能性が大きいと思います。
スパイラルでサイクルを見つける
スパイラルでは、目標に向かって進む事が目的ですが、もうひとつ目的があります。それは、最強のサイクルを見つけ出すことです。そのサイクルはPDCAではなく、DとCを繰り返すサイクルです。目標を達成したら、達成出来た事を回し続けて行けば良いのです。
PDCAスパイラルでマネジメント
PDCAスパイラルは、マネジメントに活用しやすいです。目標を共有することで、チェックもしやすく更に進化の度合いも良く見えてくるからです。更に詳しくご紹介します。
スパイラルで達成感
スパイラルは、中心の目標へ向かっています。ゴールが分かりやすいからです。それは、ゴールに到達した時の達成感が得られることも示しています。PDCAスパイラルて得られる達成感は、マネジメントの上でも間違いなく役に立ちます。
スパイラルでチーム力アップ
スパイラルで見つけたサイクルは共有を目指しましょう。それはチーム力のアップを意味するからです。個々で見つけたサイクルを回すだけでは、もったいないと思います。チームで共有してチーム力もアップさせましょう。
PDCAスパイラルで最強サイクルを見つけよう!
私がPDCAサイクルではなく、スパイラルをすすめる理由が分かって頂けたでしょうか?PDCAスパイラルを一度試してみると、更に良さは実感できると思います。皆さんも一緒にPDCAスパイラルで最強サイクルを見つけましょう。